2011年12月3日土曜日

ブログを始めました

IGDA日本代表の小野憲史です。思い立って新しいブログを始めることにしました。
すでに代表信任の挨拶でも述べたとおり、現在IGDA日本はNPO法人化に向けて準備を進めています。そこで本ブログでは、その進捗状況などについて紹介しつつ、より多くの方々にIGDA日本の取り組みについて知っていただき、活動のご協力を賜れればと思っています。

現在IGDA日本では毎週1回の定例ミーティングを行っています。ミーティングはスカイプチャットとオフラインミーティングの2種類があり、スカイプチャットは毎週木曜日の午後10時から1時間、オフラインミーティングは毎月最終土曜日の夕方4時から2時間程度です。

もっとも、なぜNPO法人化が必要なのか、ほとんどの方にとって、あまりピンと来ないのが正直なところだと思います。そこで、はじめに運営メンバーがどのような問題意識を抱いているのかについて、簡単にご説明しましょう。

IGDAは米カルフォルニア州にて登録が行われている国際NPOですが、IGDA日本は任意団体として活動をしています。任意団体というのは、ひらたくいえば趣味のサークル活動などと同じ、私的な集まりという意味です。余談ですが、世界各地のほとんどの支部は、IGDA日本と同じ任意団体です。

もっとも活動が小規模のうちは、任意団体の方が小回りがきいて良いんですよね。これが年数が経って、専門部会(SIG)が発足したり、秋葉原ロケテショウや福島ゲームジャムなどのイベントを行ったりと、だんだん活動が大きくなるにつれて、さまざまな問題が顕在化してきました。

ここでまるっと整理してしまうと、団体の活動がある程度以上になると、どうしても世の中の仕組み、ひらたくいえば「法律」と向き合う必要が出てくるんです。たとえばイベントで事故が発生した、SIGのセミナーで著作権侵害が発生した。こんな時に任意団体のままでは、責任の所在が不明瞭になってしまいます。

そこで「法人格」という、もう一つの人格を作ることで、こうした問題にも、しっかり対応していきましょう、ということなんですね。これは裏を返せば、IGDA日本が、これからますます活動をアクティブにしていくという宣言でもあります(でなければ法人格を持つメリットはありませんからね)。

もっとも法人格を取得するのは、それなりにやっかいです。定款や税務関係の書類を作ったり、法人登記をしたり、いろいろ面倒なことが待ち構えています。税理士や司法書士・行政書士の方々に相談に上がったりもしています。もっとサクッとNPOにできるかも、なんて甘いことも考えていたりしたのですが、そうは問屋が卸しませんでしたね。

とはいえ、言っちゃったからには、粛々と進めていくしかない。というわけで現在は組織固めを進める毎日です。より高くジャンプするためには、一回足を縮めて力を蓄える必要があるという感じでしょうか。皆さんの中で、こうした活動に協力したいという方がいたら、ぜひご連絡いただければと思います。ではでは!

4 件のコメント:

  1. NPO化は先代の頃から俺も望んでいたことだったので、出来ることは協力いたします。
    文美国保も適用されるようになれば、フリーのプログラマーなども助かるでしょうしね。
    川村泰久

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  2. 川村さん、ありがとうございます。
    文美国保の件は宿題にさせてください。加盟団体になれるくらいの組織を目指してがんばります。

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  3. NPO化した学会に一つ係わっていますが,学会員=NPOのメンバーとしてしまったので毎回総会や理事会の委任状が大変なことになっています.

    メンバー数は可能な限り少なく,決断するときに小回りがきく今のIGDAの良さを残したNPOとなればいいなぁと思います.

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  4. >NPO化した学会に一つ係わっていますが,学会員=NPOのメンバーとして
    >しまったので毎回総会や理事会の委任状が大変なことになっています.

    僕もしばしば、そうした話を耳にします。定款についてはまだ組み立て中ですが、ご指摘いただいた点を留意していきたいと思います。

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