2011年12月17日土曜日

SIG-INDIEが開催されました

SIG-INDIE MMD for Unityが12月5日に開催されました。当日は50名弱の方々にご参加いただき、大変ありがとうございました。準備と運営を取り仕切った神奈川工科大の竹渕君、たいへんお疲れ様でした。また会場を無償でご提供いただいた、CRIミドルウェア様には改めて御礼を申し上げます。僕もUstream配信で参加しました。回線トラブルで断線が続き、たいへんご迷惑をおかけしました。ニコニコ動画さんが同時配信されていたので助かりました(僕はWi-MAX、ニコ動さんはイーモバイルで配信されており、こちらは回線トラブルが軽微だったようです)。

さて、前回までいろいろとNPO化について私論を書いてきましたが、そもそもどうしてみんな、こうした活動を行っているのでしょうか? IGDA日本だけでなく、全世界のIGDAの活動は基本的に会員のボランティアワークでまかなわれています(本部でも常勤スタッフは3名程度しかいません)。おそらく、答えは人によって異なると思います。そこでとりあえず僕の場合を説明しましょう。答えはシンプルで「楽しいから」です。多かれ少なかれ、他の人々も同じような感覚を抱いているんじゃないかな。だって義務感や使命感では、こんなに長く続かないですよ。活動をしていて楽しいから、ずっと続いているんです。

たとえば僕はそれまで、SIG-GLOCALIZATIONの共同世話人として、主にSIGの活動を中心にIGDAに関わってきました。そのため他のSIGのセミナーには、あまり顔を出していなかったのですが、昨年秋からUstream配信チームの一員として、ほぼすべてのセミナーに顔を出すようになりました。そこでいろいろな人とコミュニケーションを取ったり、それまで知らなかった知識に触れたり、そしてなにより会社や仕事の枠を越えた、IGDAという、より大きな組織の一員として活動することで、さらに大きな楽しさを感じるようになりました。しかも活動を通して「信頼感」という、目に見えない価値を得ているという実感があります。

もちろん、IGDAの活動にかまけて、本業がおろそかになるようでは、本末転倒ですよね。もちろん僕も主夫時々ゲームジャーナリストの合間の時間で活動しているので、ご心配なく。やっぱり一日は24時間しかなくて、一人で行える作業量には限りがありますから。ただ、よく最近言っているんですが、いつもの仕事を9割の時間で片付けて、残りの1割をコミュニティのために費やさなければ、いろんな意味で、そのうちご飯が食べられなくなっちゃうんじゃないかなあ・・・。

まあ、僕がフリーランスだからそう感じるのかもしれませんが、これから日本経済はどんどんアメリカライクになっていき、会社という疑似共同体は解体されていく。そこで会社間をつなぐ、IGDA日本のようなコミュニティの存在は、さらに大きくなっていく印象を受けます。皆さんはどのように感じられるでしょうか? では!


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