2013年1月4日金曜日

法人登記が終わりました

気がついたら前回のエントリから5ヶ月もほったらかしになっていて、駄目なブログの見本になっていました、はい。というわけで既にご案内させていただいた通り、昨年12月にすべての手続きを終えて、ぶじにIGDA日本はNPO法人として再スタートを切ることが出来ました。いやー、疲れた、(待っている間が)長かった。何はともあれ「法人化」が「やるやる詐欺」にならなくて良かったです。

ただ法人というのは、なっただけでは意味がなくて、継続していかなくちゃいけない。でもって法人だからできる事業を、粛々と進めなくちゃいけない。だって法人になることは手段であって、目的ではありませんからね。じゃないと「とりあえず社長になりたいから起業する」みたいな話になっちゃう。それと共に、いろんな内規を決めていかなくちゃいけません。

ま、それはさておき、今回はとりあえず(気が早いですが)NPO法人化を進めていく上で、目に見えて現れるようになった変化や、良かったことについて書いてみます。

まず第一に「社会的信用を得た」ことですね。いろんなNPO法人が異口同音に告げています。具体的にはセミナー会場などを借りやすくなりました。最近ではIT業界を中心にいろんな勉強会が開催されるようになりましたが、それでも「NPO法人(認証中)です」というと、やっぱり信頼度が違うと感じます。特に東京では場所代が大きくて、無料または安価で利用できるセミナー会場の有無が、会の活動においてホントにホントに大きいんですよ。

第二に活動内容のドキュメント化が進んだ。これまではよく言えば瞬発力と集中力がある、悪く言えばやりっぱなしで、知見の集積や再利用がおざなりでした。これがNPO法人化を進めるうえで、お金の流れをきちんと管理する必要が出てきた。そのため予算表などをちゃんと作って、蓄積するようになりました。その結果、過去の事例が参照できるようになって、いわゆるPDCAサイクルが回せるようになってきたんですね。

そして第三に組織化が進んで、いろんな活動を定期的にできるようになった。なんといっても今年は夏に福島GameJam、秋に東京ロケテゲームショウを続けて実施できました。東京ロケテゲームショウなんて、一回やってあんまり大変だったから、みんな燃え尽きちゃって、ずっと放置されていたくらいですからね(あまりに大変そうだったから、僕も積極的にかかわってませんでした)。これがどちらも開催されて、しかもみんな余裕がある! いやー、もうびっくりです。

こんなふうに、物事を決めるためのルールを明確にして、みんなで手分けして実施できるようにした成果が、早くも出ました。

でもって、何か一つ火がつくと、どんどん周りが進んでいって、世の中ががらっと変わってしまう・・・そんなことがあるんだなあと、最近あらためて感じています。その恒例がグローバルゲームジャムです。なんと今年は国内で14会場がエントリーして、米国・ブラジルに次ぐ世界三番目の会場数を誇るまでになりました。グローバルゲームジャムって、わずか数年前は影も形もありませんでしたよね。日本に紹介された当時も、「何それ?」と懐疑的な見方で見られることの方が多かった。こうしたイベントの成長にIGDA日本が少なからず寄与できたことはホントに誇りに感じます。

IGDA日本も法人化を契機に、どんどんいろんな人に加わってもらって、ますます会を発展させていければいいなあと思っています。まずは1月19日に新年会がありますし、その後もSIG-Audioセミナナー、グローバルゲームジャム、SIG-BGワークショップとセミナーやイベントが目白押しですので、ぜひ一度足を運んでみてください。よろしくお願い申し上げます。







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